和田家のブログ

2018年12月1日

切々と

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皆様ご無沙汰いたしております。もう師走ですね。
鍼灸マッサージ処和田家も冬の装い。もう床暖房が手放せません。

季節が秋から冬になっていくのが名残惜しくて
毎日出来るだけお散歩をしようと思っているのですが
今日はさぼってしまいました。そんな気分の時もあります。

 

ふと、今年を振り返ろうとしたら
いつも通りに淡々と日々を過ごして来たこと以外に
(毎年の恒例行事。栗の渋川煮をつくって柚子蜜を漬ける・・などなど)
少し前の出来事があたまをよぎりました。

 
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もう昨年のことになりますが、40歳の節目の年に地元で同窓会が開かれた時のことです。

ダブル成人式 の名のもとにいつもより盛大に行うということで
みんなこぞって参加しました。私も卒業後初めての顔出しをしました。

中学時代の同級生なので、25年ぶりの再会の面々もいまして。
懐かしい昔話に花を咲かせていたわけです。

 
 
ふと、思いたって…といいますか、
正直それまで機会がなかったので先送りにしていたのですが
わたしが衝突して、結果むち打ちになってしまった時の衝突相手のそばに行き
「久しぶり~元気だった?」なんて話かけてみたのです。

相手は、思いのほかびっくりした様子でした。
「いやー、あの時は話せなかったんだけどさ、中学の時にむち打ちしたおかげで
 わたし今、結構幸せなんだよね。楽しくやれる仕事が見つかったからさ。
 だからさ、もう気にしなくていいよ。むしろありがとうだよ。」
というようなことを、その子と話せたのですが・・・

 
その時の、その子の心底ほっとした顔を見て

ああ・・なんでもっと早く伝えてあげなかったのか!!
わたしの大バカ野郎!!!

と、後悔したことがあったのです。

 

結果として、衝突相手にケガはなく、私のみ入院する事態となり
向こうは加害者、こちらは被害者 となってしまったために
その後、彼は25年間も悩み続ける羽目になってしまっていたのです。

被害者の立場であぐらをかいていた私は、自分のことで精一杯で
相手が悩んでいることに気づかず、ようやく今になってコトの重大さを知ったのです。

これではどちらが被害者なのかわかりません。
むしろ、気楽だったのは私のほうなので
双方ともに被害者である、というのが結論かもしれません。

 
ものごとには すべからく 二面性がある
 

今、勉強させてもらっている師の言葉ですが、
ようやく腑に落ちました。
 

そういう気づきのあった一年でした。
贖罪・・ではないのですが、それ以来、真面目に仕事にいそしんでおります。

来年も慢心せず、日々切々と、あたたかい思いやりを持って生きていきたい。
彼の健やかなる今後をお祈り申し上げます。
・・・ちなみに、その彼、私達の同級生と結婚し、三児の父です。幸せだそうです。よかった(^_-)-☆

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伊豆高原 鍼灸マッサージ処 和田家

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